シルバー製品についての一言
☆少しアクセサリー、ジュエリーなどの仕上げ(磨き)などの話をちょっとだけ。
職人さんによっては随分いろんな考え方、方法などもあることと思います。
私はもともとプラチナ、ゴールドの製品を扱ってきましたので、シルバー製品の仕上げについては専門外でした。
ゴールド(K18が主流でした)製品は、電解研磨(電気分解で表面を一皮溶かす)といった方法や、電磁バレル(摩擦を利用した)などでの下処理をした後でやっぱり手仕事でモーターやヘラがけなどで仕上げていくのが一般的なことだと思っていました。
プラチナの仕上げにいたっては機械任せではできない仕事で、へらがけなどがすごく重要な位置を占めていました。最高級品地金の仕事でもありますので(現在、地金価格の高騰は驚くばかりです)手間をかけてもキリがないくらいのレベルかとも思われます。
そのわりに職人の工賃が安いのが現状です。このままだときっと日本人の名人はいなくなることでしょう。(貴金属関係だけの話ではありませんが)
そこでシルバー製品の話になるわけですが、これが意外に厄介な話だということです。
当サイトギャラリーワイプロではsilver925スターリングシルバーというオーソドックスな地金で製作をしていますが、ゴールドなどよりよっぽど仕上げ(磨き)が大変という話です。
手間はゴールドの倍は時間が掛かるかと思います。光らせるのが大変です。
これ、段階もあって、これでいいやといってしまえばずっと手前にゴールがあります。
こだわりの範疇なので人それぞれの好みの問題ではありますが。
プラチナ仕上げに負けない手間かもしれません。
メッキなどをしてしまうことも多いことでしょう。
でも、この金属、シルバーという地金、付き合っていくとなかなか深いものを感じます。ゴールドやプラチナと比べたら話にならないほど今は安価かもしれません。
でもこのほっておくと変色する手のかかるやつ、磨き布で時々磨いたり、あるいはわざと磨かないで変色を楽しんだり、楽しみ方はかかわるほどに身近になっていくことでしょう。
ぜひ、大事にしてやって下さい。これらの金属、あと20数年で枯渇する可能性があるそうです。
スターリングシルバーがほんとに磨き上げられた時の輝きはゴールド、プラチナにも負けない輝きを発します。しかし残念ながらこの輝き、長続きしないのも事実です。
すごく残念ですが、その手入れもしながら輝きを保っていくのもまたシルバーならでわの楽しみかもしれません。変色していくのを楽しむということもありますが。
ギャラリーワイプロはこんなことを大事にして製品をお届けいたします。
ぜひご理解のほど、よろしくお願い致します。楽しい製品、作っていきます。
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